隣の部屋の物語
友人のリサリーサさん(さん付けると言いづらい!笑)のお芝居を見に、下北沢に行く。
劇26.25団の「とけない鎖」で、破天荒(と一言では表せない)な姉役を熱演してくれた。
過去と現在、事実と小説を行き来しながら、作家の隠された何かをあぶり出していく。最後まで、その何かが掴めるようで掴めない、そんな残像のある作品。(映画にせよ、お芝居にせよ、ハッピーエンドでないほうが好きだったりするのもあって、)とても楽しめる脚本と演技だった。
小劇場でお芝居を見るときは、できるだけ舞台と同じか、少しだけ高い場所に足元を置ける座席で見たいと思っている。まるでその芝居のなかに自分も溶け込んでいるような圧倒的なリアリティを味わえるのが魅力だ。
例えば、ダイニングテーブルでのお芝居の時は、その隣に置いてあるソファーからそのやりとりを見ているような。
いつも、「演劇観たい!」と思うときは、普段の2D生活で鈍った感覚を、3Dな演劇で取り戻そうとしている時な気がする。
忘れずに、定期的に補給しに行かないと。
普段はコメディもこなす幅広な役者のリサリーサさん。
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