フカヒレ食べたい。
今日は、カナデアで開催するヌーヴォーワインの企画のリハーサル。
友人同士だが実は今回合わせるのが初めて、という二人だったが、お互いの個性が当日どうぶつかるのか、楽しみになるリハーサルだった。
演奏を聴いたあとはインタビューもさせてもらい、いろんなエピソードをきいたが、それは当日にとっておくことにしたい。
(司会・・心配・・。)
聞き覚えのあるメロディーや鉄板の名曲もあるなかで、今回のプログラムでも特に異色を放っているのが、ピアソラの「エスクアロ(鮫)」だと思う。
例えば鮫が近づいているのか、襲ってくるのか、それは聴く人の想像に任せるとしても、
その様子の変化をテンポではなく(普通の発想なら速くしたり遅くしたりでやりがちなところを)音の重なりで表現しているあたりが、独特。
鮫といいながらザッパンスイスイな水中の印象はなく、その怪しさのようなものだけ抽出して、曲に仕立てたイメージだ。
ピアソラは、実際に鮫を見てこれを書いたのだろうか?
実は鮫のような鮫でない何かが頭にあったんじゃないか?
そんな広がりのある想像をさせてくれる、いい意味で裏切りのある曲である。
サックスにもピアノにも、似たような穴がある。
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