分かれ道は交差しつつ -その1-
5日日曜日、六本木ヒルズでのヤマハ(楽器のほう)とヤマハ発動機(バイクのほう)の両者のデザイン部門による、共同プロジェクトの展示を見てきた(最終日だったもよう)。ざっくりいうと、お互いの領域を交換して、ヤマハはバイクを、ヤマハ発動機は楽器をつくってみましょう、というもの。
そして、ヤマハ発動機が作った楽器が、FUJIN・RAIJINとして発表され、けっこうな話題となっていた。
二人乗りのような格好で演奏できるマリンバと、球体の中で全身で表現できる最高にアクティブなドラム。モータースポーツの要素が端々に盛り込まれつつ、うまく楽器に昇華されていて、とても興味深かった。
会社の方に尋ねてみると、貸出の予定などはないそうで、「試作機なので・・」というリアクションだったが、これが実際に演奏に使われて改良を重ねていった時にどんな楽器になるのか、気になるところではある。RAIJINなんて、利用シーンがけっこうありそうだけど、市販しないのかな。
ちなみに、ヤマハはバイクとパワーアシスト自転車をデザインしていて、それも"らしさ"のある素敵なものだった。
ところでこのプロジェクト、単に似た名前の会社がコラボしてみましたよ、というものではなく、ヤマハの歴史を知っているとけっこう感慨深いものだったりするのだが、それはまた次回の日記で。
(kanadeaウェブサイトより転載)
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